危険運転致死傷罪(未熟運転)とは?福岡博多16歳少年へ適応?

危険運転致死傷罪(未熟運転)とは?福岡博多16歳少年へ適応?

「同乗の少女に見えを張った」と主張し、車を制御する技能がないにも関わらず無免許運転を行い、同乗の少女4人重軽傷を負わせたとし、建設作業員の16歳の少年が逮捕されました。

この少年は自動車運転死傷処罰法危険運転致傷(未熟運転)の容疑で書類送検されています。

危険運転致傷(未熟運転)とは聞きなれない名前ですがどのような罪名なのでしょうか。

また過去、どのようなケースで適用されているのでしょうか。まとめてみました。

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福岡博多 建設作業員の少年の暴走運転の事例

今回の容疑母2016年9月11日の深夜、17歳から18歳の女性4名とともに、博多市内の乗用車を無免許で運転しました。

警察署によると少年は制限速度50キロの県道を時速100キロで走行し、ブロック塀に衝突させ、同乗の女性に骨折などのけがを負わせています。

少年は車を運転するのは初めてだったと供述しており、警察署は少年い運転技能がなかったと判断し、通常の無免許事故より罰則の重い未熟運転の規定を適用しました。

未熟な運転を理由に、危険運転致傷(未熟運転)容疑を適用するのは福岡県で初めてのケースということです。

危険運転致傷(未熟運転)とは

危険運転致死傷罪は以下の危険な状態で自動車を走行、運転し、死傷させる罪名です。

平成13年の刑法改正により刑法第208条の2に新設されています。

危険運転致死傷罪は以下の類型に分かれます。

酩酊運転致死傷・薬物運転致死傷
準酩酊運転致死傷・準薬物運転致死傷

アルコールや薬物等の影響によって正常な運転が困難な状態で自動車を運転した場合該当します。

病気運転致死傷

特定の疾患の影響により走行中に正常な運転が出来ない場合該当します。
具体的には統合失調症、てんかん、失神生涯、低血糖症、睡眠障害等が該当します。

制御困難運転致死傷

通常の制御をすることが出来ない速度で運転をした場合に該当します。
基本的には制限速度を50km/h以上超過した場合に適用されます。

未熟運転致死傷

単に無免許運転であるだけではなく、運転技能がない状況を指します。

その他、妨害運転致死傷、信号無視運転致死傷、通行禁止道路運転致死傷という類型も存在します。

危険運転致傷(未熟運転)が適用されたケース

他の都道府県で危険運転致傷(未熟運転)が適用されたケースが存在します。

未熟運転容疑で全国初の起訴がなされています。

2015年8月13日、神戸件尼崎市の市道で、無免許の少年が運転するワンボックス車が左折しようとしたところ、曲がり切れずに急ハンドルを切り、自転車に乗っていた当時80歳の男性を撥ねました。

このワンボックス車はそのまま男性を50メートルひきずりフェンスに衝突しています。

事故後、少年は事故現場から車を乗り捨てて逃走しまいたが、現場から南東約1キロの路上で、兵庫県警に逮捕されています。

当初未成年だったことから家庭裁判所で少年審判という予定でしてが、検察官に逆送され、危険運転致死罪(未熟運転)で起訴されています。

どのような条件で危険運転致傷(未熟運転)が適用されるのか?

危険運転致死傷(未熟運転)は「進行を制御する技能を有しないで自動車を走行させる行為」(「自動車運転死傷行為処罰法」第2条3項)に該当した場合、適用されます。

進行を制御する技能を有しないとはハンドルやブレーキ等基本的な操作の初歩的な技術を有していない場合が想定されています。

よって運転技能を持っているけれども免許が取消・停止・失効となっている場合、危険運転致死傷(未熟運転)は該当しません。

また免許を取得していない場合でも、日常的に無免許運転をしている場合も運転技能はありとみなされるため該当しません。

よって、危険運転致死傷(未熟運転)は日常的に免許の有無にかかわらず運転経験・運転技能がない場合に該当することになります。

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