モーター・エンジン切替時のガタガタ音はHV車故障のサイン

クルマのモーター・エンジンを切り替えたときにガタガタという音がしたら要注意です。

音の原因はHV車故障のサインである可能性があります。

エンジンが振動しているとよく感じるのは、冬の寒い朝などにエンジンを始動した場合です。
外の気温が低いため、エンジン自体が冷えていて、このような振動を発するのです。

しかし、エンジンも温まっているし、水温計をみても正常なのにガタガタと振動が収まらない場合は、
どこかに欠陥があるかも知れませんので注意しなくてはなりません。

その場合はエンジンやマウントの劣化や制御系の不具合が原因かもしれないので、
早めに専用測定器を備えた整備工場で点検してもらいましょう。

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HV車故障の原因は?

シフトチェンジする際や、ニュートラルからDに切り替えたときに振動が大きくなる場合、
エンジンマウントが劣化している可能性があります。
このエンジンマウントは振動を吸収し、防振、制振する役目とエンジンの位置を保持する役目があります。

そして、エンジンマウントはゴム製で出来ている為、
劣化してくるとゴムが収縮したりちぎれることもあります。

そのためエンジンの振動を吸収できず、ボディまで振動させてしまう原因となってしまうのです。

実はエンジンマウントは、
「防振」「制振」「支持機能」の3大機能を兼ね備えた大事な部品に位置しており、
車室内の快適性を確保するために重要な役割を果たしています。

そのため、マウントの劣化はクルマにとって非常に危険な状態となり、
故障の大きな原因となってしまうので注意が必要なんです。

マウント劣化の主な原因を下にまとめてみました。

① 経年劣化による亀裂・損傷

いくら丈夫に作ってあっても、ゴム部品であるため劣化による硬化が始まり、そこから亀裂が生じます。
マウントはエンジンを懸架しながら振動やねじれを吸収するという高負荷を受け続けますので、
いつかはこのような状態になってしまうのです。

もちろん、使用状況でも若干変わってきます。
例えば急加速運転が多い場合はマウントゴム部に強いねじれが発生しますし、
不整路走行でも通常の道路よりマウントにかかる負荷が大きくなるので破損しやすくなる恐れもあります。

② エンジン特性による早期劣化

「エンジンの特性」といっても分かりづらいかもしれませんが、
簡単に言えば静粛性の高いエンジンであるか否かという点です。

4気筒エンジンよりも当然V8などのエンジンの方が静粛性は高く、重量という面以外で考えれば振動による負荷は少なくなります。

ちなみに、一番マウントが痛みやすいのはディーゼルエンジン。
基本的にガソリンエンジンよりもはるかに高い圧縮圧力で燃焼しているため、
エンジンの振動はどうしても大きくなります。
その振動を減衰するためにエンジンマウントに依存する負荷も大きくなるのです。

このように振動の大きいエンジンでは早期にマウント破損によって異音が発生する可能性があるので注意が必要です。

ガタガタ音のする状況

エンジンからのガタガタ音は、ただ走行しているだけではあまりしません。
特に、HV車でのエンジン・モード切り替え時に聞こえる可能性が高くなります。

このように極端な条件時のみ「ガキッ」「ガコ」と大きな音がする場合は
マウント系の破損の疑いがあります。
同様に急加速時も加速し始めの一瞬大きな異音がするという症状などが該当します。

マウント劣化の修理代金は?

実は、「ガタガタ」という異音が聞こえた以上、
エンジンオイルの交換やマウントの修理は無駄です。

つまり、交換するしか方法はありません

部品自体はそれほど高くないのですが、
交換するマウントの場所によっては交換工賃が大きい可能性もあります。

交換部位品 交換工賃
エンジンフロントマウント1個 4,000円~10,000円
エンジンマウント右左 7,000円~30,000円
エンジンリアマウント1個  4,000円~20,000円

このようになっていますが、車種や車の大きさ、各整備工場によって交換
費用が変動するため、あくまでも参考程度にお考え下さい。

なお、交換する際は、ばらつきが出て不安定にならないためにも、全て
もしくは左右か前後同時に変えるというのが良いでしょう。

エンジンマウントの交換時期は?

いざドライブ!というときに
マウント劣化で故障・・なんて嫌ですよね。

そうならないためにも、日頃からの点検はかなり重要です。

そこでエンジンマウントの交換時期なのですが、
どれくらいのペースで替えるのが理想的なのでしょうか?

エンジンマウントは、どうしても経過年数や走行距離が増すにつれ劣化してきます。
そのため、一般的に言われている交換時期は約10万kmが目安と言われています。

エンジン・モードの切り替え時にガタガタっと音がしたら、
放置せずに整備工場などに持って行くことをお勧めします。
いざというときのためにも、日頃からマウントのチェックは怠らないようにしましょう。

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